僕はどちらかというと自分の考えていることを気楽に外に吐き出すタイプではありません。かと言って溜め込むタイプというわけでもないのですが、何となく時間を掛けて考えたことを、外に出すことなくいつの間にか忘れ去ってしまうのはもったいないなと考えるようになりました。
実際には完全に忘れ去ることなんて無くて、ふとした時に思い出したりするのですが、やっぱり考えていた内容の記憶は曖昧です。そもそも、もともと考えをまとめ切ってなどいないのかもしれない。
すぐブログにハマった僕ですが、そんな僕がブログをやるとどんな良いことがあるのかを伝えたいと思います。
アウトプットの重要性
伝えようと思って初めてまとまる
僕が最近思うようになったのは、頭の中の考えやアイデアというのは外に吐出す時に初めてしっかりまとめられるんじゃないかということです。
要するにあれこれ思いを馳せている間は、実はほとんど何も考えていないのと同じで(ってのは言いすぎだけど)これを誰かに伝えようとしたときに、初めて言葉として伝わるような形にまとめようと頭が真剣に働く気がするんです。アウトプットしようという試みが、頭の中の情報を真剣に整理するきっかけになるという感じでしょうか。
プレゼン
常識的に考えれば「頭の中でまとめてから話せ」ってのが基本なように感じますが、僕はそうではなく「話しているうちにまとまってくる」という感覚のほうが強いです。
プレゼンが得意だっていう人は、プレゼンをする際には、話す内容を頭の中で言葉にしてシミュレーションするのではないでしょうか。しかしシミュレーションするうちに言い回しが少しずつ変化したりして、最終的に本番ではシミュレーションとは全然違う言い回しで説明していたりする場合もあるのではないでしょうか。結局原稿通りにはいかないのですが、けど、しっかり内容は伝わっている。これはプレゼンのシミュレーションするうちに頭の中で伝えたいことが整理されていったのだと思います。整理された結果、最初想定した話し方と違う結果になる場合も当然あります。
伝えたいことをまとめてから話すのではなく、伝えたいからとりあえず話してみるということを(頭の中で)繰り返しているうちに、伝えたいことがまとまってくるんです。
ブログでアウトプットする
上手じゃなくてもいいので、とにかく自分の中にあるものを外に放出する。そうしているうちに、本当に自分が思っていることが炙りだされてくるような気がします。
伝えることを上手くこなす練習としても当然ブログを書く意義はありますが、ブログを書いていて初めて本当に自分が思っていること、自分が考えていることに気づくということもあるんです。
しかもブログならいくらでも編集可能です。とりあえず書いて書いて書いて、少しずつ整理していけばいいのだと思います。一ヶ月前に書いていた内容と、考え方が変わっていたとしても政治家ではないのですから別に咎められるものではありません。その一ヶ月で考え方が変わっただけです。その変化を振り返るのも面白いかもしれません。
自分以外を意識する
客観視する
ブログを自分のメモ帳のごとく使うのも悪くありません。
でもそれなら本当にメモ帳に書けば良い話です。やっぱりブログをやるからには誰かに読んで欲しいという気持ちもあります。すると、自然と自分以外の外の人間を意識するようになります。
自分一人で何かを考えていると、知らず知らず自分が納得できるような結末に至るよう、無意識に考え方にバイアスが掛かっているように思う時があります(もちろん後から振り返ってしかわからない)。これは僕が自分に対して思うことですが、きっと程度の違いはあれど誰でもそうです。
つまり自分だけで考えている時には、考えている内容の客観視が著しく難しいんです。本当の意味で客観視することは、きっとブログでも無理でしょう。でも、読み手が自分以外であることを意識すると、少しは客観的に物事を見れるようになれる気がします。
読んでもらう工夫をする
僕のブログはまだまだページビューはありませんから、工夫が上手く行っているなんて全く言えませんが、少なくとも頑張ろうとする姿勢はあります。もしも一人で考えていて、何も外に発信しようと思わなければそんなこと一切考えないわけです。
読んでもらえるように文章構成を考えたり、あるいはデザイン的に見やすくしたりするという工夫をする姿勢、これらそのものに価値があると思いませんか。
その成果が出てくるのはまだまだ先かもしれませんが、努力していきたいと思います。
色々なコンテンツに興味を持つようになる
ネタ探し
本来自分が自然と考えていることや思っていることを発信しようと思ったのがブログ開始のきっかけですから、ブログのためにネタを探すようになったら本末転倒じゃないか!と思うかもしれません。たしかにブログを書き進めること自体が目的になってしまい、書かなければいけないというプレッシャーからしぶしぶネタを探しているのであれば意味がありません。
でも実際にはそうではなく、何か考えをまとめるのが楽しいと思えるようになってくるのです。自分はこう思うよ!って事を、誰に弾圧されるでもなく書くことが出来るわけです。いろいろなことを書きたいと思いながら、ネタ探しを楽しみながらするようになればそれは充実した生活の一部ではないでしょうか。
いろんなことに興味が沸く
そうしているうちに、興味の幅がどんどん広がっていきます。
実際僕自信「デザイン」などというものには一切の興味がありませんでした。もちろん何となくカッコいいということは良いことだとは思っているものの、それが一体どういうことであるかなどを真剣に考えることなんて無かったんです。そんなもの好みの問題だろ、といった感じで。
けどウェブデザインを手がける人たちのブログを見るようになり、デザインを考えることの重要性を機能的にも美的な観点においても認識するようになりました。他にも経済だとか政治だとか、あるいは食に興味がわいてくるということもあると思います。
すると普通に会話する際にも引き出しは多くなりますし、他の人が話したいと思っている内容に自然と興味を持って聞くこともできるようになります。話を聞いてもらえることは誰にとっても嬉しいことですから、自分だけじゃなく周りの人もきっと嬉しいはずです。
興味の幅が広いというのは、人生で楽しめることが多いということですから素晴らしいことですよね。
副収入
アドセンス
グーグルアドセンスが最も有名です。グーグルアドセンスは非常に優秀で、記事の内容に合わせて適当な広告を表示してくれ、クリックが行われるとその時点で報酬が発生します。記事の内容が優れていれば、その関連広告にも自然と興味がわくことでしょうから、クリックされる確率も上がるかもしれません。また優れた記事を配信し続ければページビューが伸びて、自然と母数が増えるのですから収入も伸びていくことになります。
アドセンスでの収入を得るための様々な工夫はあると思いますが、究極は記事の内容が充実しているかどうかだと思います。記事を読みたいと思われなければ誰も来ないわけですからね。
これで飯を食える人はひと握りでしょうし、僕はそれを目指しているわけではないですが、収入が得られることは、真剣にいろいろなことを考えて記事にしようとする際のモチベーションに繋がります。
アフィリエイト
僕はAmazonアソシエイトに登録しています。
基本的にはてなブログではアフィリエイトのためにブログを運営するのは不可能ですが、コンテンツ充実のために(例えばダイエット記事で具体的な低カロリー食品を紹介するために)アフィリエイトを貼ることは許されています。
新しいものが出たらすぐに試したい!感想をみんなに伝えたい!という方もいると思います。そういう人にとっては、商品レビューを書き、アフィリエイトを貼るということだけでもブログは成立しますし副収入にも繋がります。単純に商品の感想を共有するのは楽しいですし(みんなもアマゾンレビューとか食べログのレビューとか見ちゃうでしょ?)そういう運営の仕方もありだと思います。
まとめ
自分の考えをまとめる機会に
客観的になる
日常生活の充実に
副収入にも
ブログは辞めたくなったらいつでも辞められます。
良いことがたくさんあるので、是非少しでも興味を持っている方はブログを始めてみてください。僕ははてなブログを使っていますが、上級者はWord Pressでもいいでしょうし、芸能人が使っているアメブロなんかもあります。無料ブログでも簡単に記事を書くことができるツールも提供されていますし、気楽に始めてみてください。