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仮想通貨ビットコインとは一体?今後利用が進むのか?

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ビットコインとは

ビットコインの簡単なイメージ

ビットコインとは一言で言えば仮想通貨です。ゲームセンターのメダルコーナーで使えるメダルであるとか、オンラインゲームで使われているゲーム内の通過などを想像すれば分かりやすいのではないでしょうか。

 

そのような仮想の通貨でも、価値があるという人間同士の信用さえあれば取引は可能になります。

 

例えばAmazonギフトカードであったり、楽天ポイントであったり、これらのものは明確にお金とは違うものでありながらも、特定の場所においてはお金と同様に取引に使うことができます。ビットコインも特定の場所では、ものやサービスを買うことができるという点で、こちらに似ているでしょう。

 

ビットコインの値動き

Amazonギフト券や楽天ポイントは、それが実物のお金でいくらに相当するのかが明確に決まっています。一方でビットコインはそうではありません。いくらになるのかは、これを利用する全体の人間の信用によって決めます(通常の通貨も、意識はしなくとも値動きはあります)。従って、Amazonギフト券や楽天ポイント、更には電子マネーなどともビットコインは異なっています。

 

そして、近年世界的にビットコインの信用は上がっているようです。

 

以下は2016年8月から、2017年5月までのビットコインの値動き(円)です。

 

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上下しながらも確実に価格を上げていっているのが分かります。「円」や「ドル」があるように、「ビットコイン」があり、これが為替のように値動きしながら、現在も実際に取引が行われているのです。

 

ビットコインは通貨である

ポイントであったり、電子マネーであったり、これらのものと比較されがちですが、ビットコインは通貨なのです。

 

ビットコインを使って取引なんてしていないという人はたくさんいるでしょう。でもここ日本で、台湾ドルを使って取引することもないですし、USドルだってポンドだって使いませんよね。同じようにビットコインも使っていないだけで、通貨であることは間違いありません。

 

そして現在、ビットコインを使える場所は増えてきています。国籍にとらわれないこの新たな通貨の活躍がこれから期待されると言ったところです。

 

 

ビットコインの特徴

ビットコインはAmazonや楽天のポイントとは違い、通貨であることを述べました。一方で、通常の通貨と違い国とも関与していません。ここではビットコインの特徴を述べておきたいと思います。

 

中央銀行が存在しない

まず特徴として、中央銀行が存在しません。ポイントや国ごとの通貨と異なり、誰かが発行や流通を管理しているわけではありません。例えば、日本ならば日本銀行が通貨の管理をしています。ここで円という通貨を発行することができるため、お金の流通量であったり価値であったりを、日本銀行が管理できることになります。

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一方でビットコインには中央銀行がありません。

 

管理はみんなでする

中央銀行が無い(=管理者がいない)というのは、ものすごく大きなリスクに感じます。しかし、みんなでお金の管理をするというのは意外にも合理的です。

 

みんなで管理するというのは、具体的には、みんなのコンピュータが取引の記録をそれぞれ有しているということです。

 

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誰かが不正を働こうとしても、ありとあらゆるコンピュータの管理を改ざんするのは不可能です。どれか1つのコンピュータの記録を改ざんしたところで、他のたくさんのコンピュータが正しい情報を持っているのです。

 

一言で言えば、通貨の中央管理から分散管理への移行ということになります。

 

報酬という形の通貨新規発行

普段動いていないコンピュータはこの世にたくさんあります。それらをかき集めて計算資源として用いれば、現存するスーパーコンピュータよりも高いの性能を発揮できるというのは常々言われてきました。ビットコインはまさに、分散管理を行うという形で、空いているコンピュータのリソースを有効活用することができます。

 

逆の言い方をすれば、空きの計算資源をみんなが提供してくれない限りは、ビットコインは上手く流通しません。みんなでお金の管理をするのは良いのですが、ビットコインの流通をみんながちゃんと手伝ってくれるかは分からないのです。ずっとオンラインゲームにPCの持つ全てのスペックを注ぎたい人もいるでしょう。

 

そこで、ビットコインの管理に大きく貢献したコンピュータには、新規のビットコインが発行され付与されるという仕組みが備わっています。これをビットコインの採掘(マイニング)と呼びます。

 

これまでにないメリットの存在

ビットコインが持つ特徴のお陰で、これまでにないメリットが生まれてきます。

 

個人間で「直接」送金できる

銀行などの仲介を必要としなくなります。ビットコインは個人間で直接やり取りが可能であり、それらを多数のコンピュータで管理しているというイメージになります。取引の結果が多くのコンピュータに記録されていくため、どこかで変な不正を行って、近くのコンピュータを騙したとしても、その他全てを騙すことは不可能です。

 

不正はすぐに修正が可能であるため、本質的に安全で、仲介者の存在を必要としません。

 

手数料が格安

通常の通貨の場合、やりとりを仲介する(=安全を担保する)ということを商売にすることができますが、ビットコインはその安全の担保が仕組みに元々備わっているので、手数料を取る商売は成り立ちません。従って、流通する際には手数料が非常に格安になることが想定できます。場合によっては無料でも可能でしょう。

 

ビットコインの課題

お金が信用で成り立っていることを考えれば、やはり流通しなければ、ビットコインが安定(価格が落ち着くなど)することが無く、安心して利用することができないでしょう。現在も、通貨という側面よりも投資の対象という側面が大きいような気もします。

 

しかし安心して利用できなければ、利用者が増えない、ビットコインの決済を許すお店も増えない、ということになり、中々流通に至りません。流通と信用の獲得はまるで鶏と卵のような関係です。

 

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それでも実は既に世界中でビットコインによる決済が可能になってきています。鶏と卵の問題を解決できるほどではないにしても、ビットコインの事情や、お金のことにもう少し世の中の関心が向いてこれば、現状に一石を投じることはできるでしょう。

 

もう少し私自身も、通貨としてのビットコインと、技術としてのビットコイン(ブロックチェーン)両方の側面で勉強を進めていきたいと思います。

 

 

 

 

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